高校生でも分かるAjax通信

こんにちは!プロ太です♪
今日は、ウェブサイトを動かす裏側で働く魔法のような技術、Ajax通信について説明します。難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はとてもクールで役立つ技術なんです♪

よっ!!待ってました!!えぃじゃっくす通信やな?

OK!学ぶでぃ!

Ajax通信って何?

Ajax通信は、ページ全体を再読み込みせずに、ウェブページの一部だけを更新する技術です。例えるなら、お弁当箱の中身を全部入れ替えるのではなく、おかずの一つだけを交換するようなものです。

Ajax通信の具体例

  1. SNSのいいね!ボタン
  2. 検索サイトの候補表示
  3. オンラインショッピングの商品フィルター
  4. Googleマップ
  5. 天気情報

これらは全て、ページ全体をリロードせずに一部だけ情報を更新しています。
すごいでしょう?

一部だけ情報を更新すると何が便利なん?

なぜAjax通信が便利なの?

  1. 速い: 必要な部分だけ更新するので、全体を読み込むより速いです。
  2. スムーズ: ページがガクガクせずに、スムーズに動きます。
  3. 省エネ: サーバーやネットワークの負担が減ります。

上記3つだけでも、ネットを使ってる人からしたら嬉しいって思うよね。

なるほどな〜。そりゃ、たしかにそうだ!

簡単なAjax通信のコード例

以下は、ボタンをクリックすると天気情報を取得する簡単なAjax通信の例です。

document.getElementById('getWeather').addEventListener('click', function() {
  fetch('https://api.weather.com/tokyo')
    .then(response => response.json())
    .then(data => {
      document.getElementById('weather').textContent = '東京の天気: ' + data.weather;
    })
    .catch(error => console.error('エラー:', error));
});

この例では、ボタンをクリックすると天気情報を取得し、ページの一部を更新しています。ページ全体をリロードすることなく、新しい情報が表示されるんです。

では、コードを1行1行見ていきましょう♪

ちゃんと理解していくでぃ♪

1行目:イベントリスナーの設定

document.getElementById('getWeather').addEventListener('click', function() {
  • document.getElementById('getWeather')
    →ページ上の「getWeather」というIDを持つ要素(おそらくボタン)を探して見つけます。
  • .addEventListener('click', function() { ... })
    →このボタンがクリックされたときに、{...}の中のコードの内容をを実行するよう設定します。

つまり、「天気を取得するボタンが押されたら、この後の処理を始めてね」という指示です。

2行目:天気情報の取得開始

fetch('https://api.weather.com/tokyo')
  • fetch()
    →インターネットを通じて情報を取りに行く関数です。
  • 'https://api.weather.com/tokyo'
    →天気情報を提供してくれるウェブサイトのアドレスです。

簡単に言えば、「https://api.weather.com/tokyo というお店に行って、東京の天気を聞いてきて」というお使いを頼んでいるんです。

3行目:受け取ったデータの処理(その1)

.then(response => response.json())
  • .then()
    →「それから」という意味で、前の処理が終わった後にやることを指定します。
  • response => response.json()
    →受け取った回答(response)をJSONというデータ形式に変換します。

お使いから帰ってきた人に「もらってきた情報を、みんなが理解できる形(JSON形式)に整理してね」と頼んでいるようなものです。

4〜6行目:データの表示

.then(data => {
      document.getElementById('weather').textContent = '東京の天気: ' + data.weather;
    })
  • .then(data => { ... })
    →整理された情報を使って何かをします。
  • document.getElementById('weather')
    →ページ上の「weather」というIDを持つ要素を見つけます。
  • '東京の天気: ' + data.weather
    →「東京の天気: 」という文字の後に、取得した天気情報をくっつけます。
  • .textContent = ...:
    →その要素の中身を書き換えます。

7行目:エラー処理

.catch(error => console.error('エラー:', error));
  • .catch(error => ...)
    →もし途中で何か問題が起きたら、この部分が実行されます。
  • console.error('エラー:', error)
    → エラーの内容をコンソールという画面に表示します。

簡単に言うと、「もし途中で何かうまくいかなかったら、どんな問題があったのか教えてね」ということです。

なるほど〜。1行1行しっかりと見ていくと分かりやすいな〜。

async/awaitを使って、Ajax通信をもっと簡単に!

よっしゃ!これでAjax通信については完璧だぜぃ✨️

甘いですね。確かに理解はしたようですが、Ajax通信は、もっと簡単にかける方法があるんです!そこまではしっかりとマスターしておきましょう!

え〜まだあるの、、、。

Ajax通信をさらに簡単に書ける魔法の言葉、「async」と「await」について学んでいきましょう。難しそうに聞こえるかもしれませんが、使い方を覚えれば、コードがとってもスッキリ書けるんです。

async/awaitって何?

「async」と「await」は、JavaScriptで非同期処理(裏で何かが進行している間に他の作業ができる処理)を書くための新しい方法です。簡単に言えば、「待つ」という動作をより分かりやすく書けるようにするものです。

なぜasync/awaitを使うの?

  1. 読みやすい
    →コードが順番に実行されているように見えるので、理解しやすいです。
  2. エラー処理が簡単
    →try-catchを使って、エラーを簡単に処理できます。
  3. きれいなコード
    →複雑な.then()の連鎖(thenをたくさん書くことなど)を避けられます。

へ〜。同じプログラム内容でも、違う書き方があるんか〜。そりゃ読みやすいほうがいいよな〜♪

async/awaitの使い方

1.asyncの使い方

「async」は関数の前につけて使います。これをつけることで、非同期通信の関数ですよ〜と分かります。そして、この関数の中で「await」が使えるようになります。

async function getTokyoWeather() {
  // この中でawaitが使えます
}

getTokyoWeatherという名前で関数を作っているけど、この名前は自分で決められるからね。

asyncって日本語で「非同期」って意味で、awaitは「待つ」って意味だよな。

2.awaitの使い方

「await」は、非同期処理(時間がかかる処理)の前につけて使います。awaitをつけると処理が終わるまで待ってくれます。

async function getTokyoWeather() {
  const response = await fetch('https://api.weather.com/tokyo');
  // fetchが終わるまで待ってから次の行に進みます
}

実際の例で見てみよう

さっきまで使っていた天気情報を取得するコードを、async/awaitを使って書き直してみましょう。

async function getTokyoWeather() {
  try {
    const response = await fetch('https://api.weather.com/tokyo');
    const data = await response.json();
    document.getElementById('weather').textContent = '東京の天気: ' + data.weather;
  } catch (error) {
    console.error('エラー:', error);
  }
}

document.getElementById('getWeather').addEventListener('click', getTokyoWeather);

このコードでは、

  1. async function で非同期関数を定義しています。
  2. await fetch(...) でデータの取得を待ちます。
  3. await response.json() でJSONデータの解析を待ちます。
  4. try-catch でエラー処理をしています。

従来のやり方との比較

// 従来の方法
fetch('https://api.weather.com/tokyo')
  .then(response => response.json())
  .then(data => {
    document.getElementById('weather').textContent = '東京の天気: ' + data.weather;
  })
  .catch(error => console.error('エラー:', error));

// async/awaitを使った方法
async function getTokyoWeather() {
  try {
    const response = await fetch('https://api.weather.com/tokyo');
    const data = await response.json();
    document.getElementById('weather').textContent = '東京の天気: ' + data.weather;
  } catch (error) {
    console.error('エラー:', error);
  }
}

async/awaitを使うと、コードがより直線的になり、読みやすくなります。まるで同期的なコード(一つずつ順番に実行されるコード)のように見えますね。

もう一度、まとめておくと、

async/awaitは、Ajax通信をより簡単に、読みやすく書くための強力なツールです。

  1. asyncで非同期関数を定義する
  2. awaitで非同期処理の完了を待つ
  3. try-catchでエラーを簡単に処理する

これらを使いこなせば、あなたのコードはもっとエレガントになります!

まとめ

うお〜、、。一気に学習したから頭がいて〜。

確かに1回でたくさん勉強しましたが、使っていくうちに慣れていきますよ。
大切なのは、コード1行1行をきちんと理解していくことです。

Ajax通信は、現代のウェブサイトを快適にする重要な技術です。ページの一部だけを素早く更新できるこの技術のおかげで、私たちはストレスなくウェブサイトを利用できるのです。

次にSNSでいいね!ボタンを押すとき、裏で Ajax 通信が動いていることを思い出してくださいね。
技術のすばらしさを感じてもらえたら、嬉しいです!

もっと詳しく知りたい人は、JavaScript や Web API について学んでみてください。
きっと新しい発見がありますよ!