こんにちは!プロ太です♪
今日は、ウェブサイトを動かす裏側で働く魔法のような技術、Ajax通信について説明します。難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はとてもクールで役立つ技術なんです♪
よっ!!待ってました!!えぃじゃっくす通信やな?
OK!学ぶでぃ!
Ajax通信って何?
Ajax通信は、ページ全体を再読み込みせずに、ウェブページの一部だけを更新する技術です。例えるなら、お弁当箱の中身を全部入れ替えるのではなく、おかずの一つだけを交換するようなものです。
Ajax通信の具体例
- SNSのいいね!ボタン
- 検索サイトの候補表示
- オンラインショッピングの商品フィルター
- Googleマップ
- 天気情報
これらは全て、ページ全体をリロードせずに一部だけ情報を更新しています。
すごいでしょう?
一部だけ情報を更新すると何が便利なん?
なぜAjax通信が便利なの?
- 速い: 必要な部分だけ更新するので、全体を読み込むより速いです。
- スムーズ: ページがガクガクせずに、スムーズに動きます。
- 省エネ: サーバーやネットワークの負担が減ります。
上記3つだけでも、ネットを使ってる人からしたら嬉しいって思うよね。
なるほどな〜。そりゃ、たしかにそうだ!
簡単なAjax通信のコード例
以下は、ボタンをクリックすると天気情報を取得する簡単なAjax通信の例です。
document.getElementById('getWeather').addEventListener('click', function() {
fetch('https://api.weather.com/tokyo')
.then(response => response.json())
.then(data => {
document.getElementById('weather').textContent = '東京の天気: ' + data.weather;
})
.catch(error => console.error('エラー:', error));
});
この例では、ボタンをクリックすると天気情報を取得し、ページの一部を更新しています。ページ全体をリロードすることなく、新しい情報が表示されるんです。
では、コードを1行1行見ていきましょう♪
ちゃんと理解していくでぃ♪
1行目:イベントリスナーの設定
document.getElementById('getWeather').addEventListener('click', function() {
document.getElementById('getWeather')
→ページ上の「getWeather」というIDを持つ要素(おそらくボタン)を探して見つけます。.addEventListener('click', function() { ... })
→このボタンがクリックされたときに、{...
}の中のコードの内容をを実行するよう設定します。
つまり、「天気を取得するボタンが押されたら、この後の処理を始めてね」という指示です。
2行目:天気情報の取得開始
fetch('https://api.weather.com/tokyo')
fetch()
→インターネットを通じて情報を取りに行く関数です。'https://api.weather.com/tokyo'
→天気情報を提供してくれるウェブサイトのアドレスです。
簡単に言えば、「https://api.weather.com/tokyo というお店に行って、東京の天気を聞いてきて」というお使いを頼んでいるんです。
3行目:受け取ったデータの処理(その1)
.then(response => response.json())
.then()
→「それから」という意味で、前の処理が終わった後にやることを指定します。response => response.json()
→受け取った回答(response)をJSONというデータ形式に変換します。
お使いから帰ってきた人に「もらってきた情報を、みんなが理解できる形(JSON形式)に整理してね」と頼んでいるようなものです。
4〜6行目:データの表示
.then(data => {
document.getElementById('weather').textContent = '東京の天気: ' + data.weather;
})
.then(data => { ... })
→整理された情報を使って何かをします。document.getElementById('weather')
→ページ上の「weather」というIDを持つ要素を見つけます。'東京の天気: ' + data.weather
→「東京の天気: 」という文字の後に、取得した天気情報をくっつけます。-
.textContent = ...
:
→その要素の中身を書き換えます。
7行目:エラー処理
.catch(error => console.error('エラー:', error));
.catch(error => ...)
→もし途中で何か問題が起きたら、この部分が実行されます。console.error('エラー:', error)
→ エラーの内容をコンソールという画面に表示します。
簡単に言うと、「もし途中で何かうまくいかなかったら、どんな問題があったのか教えてね」ということです。
なるほど〜。1行1行しっかりと見ていくと分かりやすいな〜。
async/awaitを使って、Ajax通信をもっと簡単に!
よっしゃ!これでAjax通信については完璧だぜぃ✨️
甘いですね。確かに理解はしたようですが、Ajax通信は、もっと簡単にかける方法があるんです!そこまではしっかりとマスターしておきましょう!
え〜まだあるの、、、。
Ajax通信をさらに簡単に書ける魔法の言葉、「async」と「await」について学んでいきましょう。難しそうに聞こえるかもしれませんが、使い方を覚えれば、コードがとってもスッキリ書けるんです。
async/awaitって何?
「async」と「await」は、JavaScriptで非同期処理(裏で何かが進行している間に他の作業ができる処理)を書くための新しい方法です。簡単に言えば、「待つ」という動作をより分かりやすく書けるようにするものです。
なぜasync/awaitを使うの?
- 読みやすい
→コードが順番に実行されているように見えるので、理解しやすいです。 - エラー処理が簡単
→try-catchを使って、エラーを簡単に処理できます。 - きれいなコード
→複雑な.then()
の連鎖(then
をたくさん書くことなど)を避けられます。
へ〜。同じプログラム内容でも、違う書き方があるんか〜。そりゃ読みやすいほうがいいよな〜♪
async/awaitの使い方
1.asyncの使い方
「async」は関数の前につけて使います。これをつけることで、非同期通信の関数ですよ〜と分かります。そして、この関数の中で「await」が使えるようになります。
async function getTokyoWeather() {
// この中でawaitが使えます
}
getTokyoWeatherという名前で関数を作っているけど、この名前は自分で決められるからね。
asyncって日本語で「非同期」って意味で、awaitは「待つ」って意味だよな。
2.awaitの使い方
「await」は、非同期処理(時間がかかる処理)の前につけて使います。awaitをつけると処理が終わるまで待ってくれます。
async function getTokyoWeather() {
const response = await fetch('https://api.weather.com/tokyo');
// fetchが終わるまで待ってから次の行に進みます
}
実際の例で見てみよう
さっきまで使っていた天気情報を取得するコードを、async/awaitを使って書き直してみましょう。
async function getTokyoWeather() {
try {
const response = await fetch('https://api.weather.com/tokyo');
const data = await response.json();
document.getElementById('weather').textContent = '東京の天気: ' + data.weather;
} catch (error) {
console.error('エラー:', error);
}
}
document.getElementById('getWeather').addEventListener('click', getTokyoWeather);
このコードでは、
async function
で非同期関数を定義しています。await fetch(...)
でデータの取得を待ちます。await response.json()
でJSONデータの解析を待ちます。try-catch
でエラー処理をしています。
従来のやり方との比較
// 従来の方法
fetch('https://api.weather.com/tokyo')
.then(response => response.json())
.then(data => {
document.getElementById('weather').textContent = '東京の天気: ' + data.weather;
})
.catch(error => console.error('エラー:', error));
// async/awaitを使った方法
async function getTokyoWeather() {
try {
const response = await fetch('https://api.weather.com/tokyo');
const data = await response.json();
document.getElementById('weather').textContent = '東京の天気: ' + data.weather;
} catch (error) {
console.error('エラー:', error);
}
}
async/awaitを使うと、コードがより直線的になり、読みやすくなります。まるで同期的なコード(一つずつ順番に実行されるコード)のように見えますね。
もう一度、まとめておくと、
async/awaitは、Ajax通信をより簡単に、読みやすく書くための強力なツールです。
async
で非同期関数を定義するawait
で非同期処理の完了を待つtry-catch
でエラーを簡単に処理する
これらを使いこなせば、あなたのコードはもっとエレガントになります!
まとめ
うお〜、、。一気に学習したから頭がいて〜。
確かに1回でたくさん勉強しましたが、使っていくうちに慣れていきますよ。
大切なのは、コード1行1行をきちんと理解していくことです。
Ajax通信は、現代のウェブサイトを快適にする重要な技術です。ページの一部だけを素早く更新できるこの技術のおかげで、私たちはストレスなくウェブサイトを利用できるのです。
次にSNSでいいね!ボタンを押すとき、裏で Ajax 通信が動いていることを思い出してくださいね。
技術のすばらしさを感じてもらえたら、嬉しいです!
もっと詳しく知りたい人は、JavaScript や Web API について学んでみてください。
きっと新しい発見がありますよ!