

先生、こんにちは!今日はLaravelとRailsのデプロイについて教えてください!

OZくん、こんにちは!いい質問だね。まず「デプロイ」って何か分かる?

えーっと…作ったWebアプリを、みんながアクセスできるようにサーバーに置くことですよね?

その通りだよ。でも、LaravelとRailsでは、その「置き方」が全然違うんだ。
Laravel(PHP)のデプロイ – 「引っ越し」方式

まずLaravelから説明するね。LaravelはPHPで作られているから、デプロイはとても簡単なんだ。

どれくらい簡単なんですか?

例えるなら「引っ越し」みたいなものかな。
1. 作ったファイルをzipに圧縮
2. レンタルサーバーにアップロード
3. 解凍
4. はい、完成!

え、それだけですか?

基本的にはね!共有レンタルサーバー(月額500円とか)でも動くから、お財布にも優しいよ。
Laravel デプロイの特徴

Rails(Ruby)のデプロイ – 「お店開業」方式

一方、Railsのデプロイは「お店を開業する」みたいなものなんだ。

お店を開業…?どういうことですか?

コンビニを想像してみて。コンビニって、お客さんが来ても来なくても、店員さんがずっと店にいるでしょ?

あ、確かに!24時間営業ですもんね。

Railsも同じで、ユーザーがアクセスしてもしなくても、サーバー上でずっと動き続けている必要があるんだ。
なぜ「常駐」が必要?

これが重要なポイントなんだ。
PHP(Laravel)の場合
1. ユーザーがアクセス
2. その瞬間だけPHPが起動
3. 結果を返す
4. PHP終了(お疲れ様)
Rails の場合
1. Rails アプリを起動(ずっと待機)
2. ユーザーがアクセス
3. 待機中のRailsが応答
4. また待機状態に戻る(終了しない)

なるほど!宅配便の人(PHP)と、コンビニ店員(Rails)の違いですね!

そうそう!そんなイメージでOKだよ。
共有レンタルサーバーでRailsが動かない理由

でも、共有レンタルサーバーでRailsが動かないのはなぜですか?

いい質問だね。共有レンタルサーバーを「シェアハウス」だと思ってみて。

シェアハウス?

そう。1つの建物(サーバー)を100人でシェアして使うんだ。もし100人全員が「コンビニ店員」(Rails)を自分の部屋に常駐させたら…

あ!電気代(メモリ)がすごいことになりますね!

正解!だから共有レンタルサーバーでは「常に動き続けるアプリは禁止」になってるんだ。
Rails デプロイの特徴

実際のコスト比較

結局、どっちがお金かかるんですか?

一般的にはRailsの方が高くなるね。比較してみよう!
個人ブログレベル
- Laravel: ロリポップ(月額500円)
- Rails: さくらVPS(月額1,000円〜)
本格的なWebサービス
- Laravel: 共有サーバー高級プラン(月額3,000円)
- Rails: AWS EC2(月額5,000円〜20,000円)

うわー、Railsって結構お金かかるんですね…
それでもRailsが人気な理由

でも、大きなWebサービスでRailsがよく使われるのには理由があるんだよ。

どんな理由ですか?

主に3つあるね。
1. 開発効率が抜群
Laravel: 複雑な機能は時間がかかる
Rails: 「魔法」のような機能で開発が早い
2. 大規模サービスに強い
Laravel: アクセス増加時の対応が大変
Rails: スケールアップが比較的簡単
3. セキュリティが堅牢
Laravel: 自分で対策を考える部分が多い
Rails: フレームワークが自動で守ってくれる

なるほど!「安い」より「作りやすい」を重視するってことですね。
初心者はどちらを選ぶべき?

僕みたいな初心者は、どっちから始めるのがいいですか?

目的によって違うよ。
こんな人はLaravel(PHP)がおすすめ
- 個人ブログやポートフォリオサイトを作りたい
- とにかく費用を抑えたい
- 簡単にWebサイトを公開したい
- HTMLやCSSの知識がある
こんな人はRails(Ruby)がおすすめ
- 本格的なWebアプリを作りたい
- プログラミングをしっかり学びたい
- 将来エンジニアとして働きたい
- サーバー管理も覚えたい

は将来エンジニアになりたいから、Railsの方がいいのかな?

そうだね!Railsは確かに学習コストは高いけど、得られるスキルも多いよ。
まとめ:どちらも素晴らしい技術

最後に大事なことを言うね。LaravelもRailsも、どちらも素晴らしい技術なんだ。

そうなんですか?

うん。「どちらが優れているか」ではなく、「何を作りたいか」「どんなエンジニアになりたいか」で選ぶのが正解だよ。
選択の指針


よく分かりました!ありがとうございます、プロ太先生!

どういたしまして!どちらを選んでも、しっかり学べば素晴らしいエンジニアになれるよ。頑張って!